返バントラブルを回避しよう

返バントラブルを回避しよう貿易実務
  • コンテナの返却が拒否された場合どうすればいいの?
  • 費用が発生した場合どうすればいいの?
  • 効率のいい解決策を教えて!

輸入した後の空コンテナをバンプールに返却する事=返バンと業界では言いますが、返バンをめぐり度々トラブルになるケースがあります。事前に対策できる事をしてコンテナ返却のトラブルを回避する方法を解説していきます。

返バントラブルとは?

輸入したコンテナをデバンニング後、運送会社は空になったコンテナをヤード近くの バンプール に返却しますが、返却の際に返却先のバンプールとトラブルになるケースがあります。

  1. コンテナのダメージ(床割れ、へこみ等)
  2. コンテナ内部の砂汚れ、泥汚れ、油汚れ
  3. 匂い(レアケース)

上記理由により、コンテナの返却を拒否されて、コンテナの修理費用や汚れの洗浄費用を支払う旨を承諾しないと、コンテナが返却できないケースがあります。

しかし場合によっては元々ついていた傷、汚れの可能性もあるので、状況によっては船社・フォワーダーに交渉して、費用負担を回避できる可能性がございます。

※注 交渉できるのはあくまで元々ダメージ、汚れがあったコンテナが対象です。SHIPPER/CONSIGNEEがつけた傷、汚れに関しては交渉の対象にならないので注意が必要です。

対策① SHIPPERにバンニング前のコンテナ写真をとってもらう。

船社、フォワーダーに交渉するに辺り、バンニング前の写真(積み地側)、デバンニング後の写真(揚げ地側)は必須となります。

日本向けの輸入貨物の例でいうと、揚げ地側の写真は、運送会社や貨物受け入れの倉庫で写真を撮ってもらう事は可能ですが、SHIPPER側の写真を撮り忘れたら、完全にアウトです。特に元々ダメージや汚れがあった場合は、バンニング前に写真を撮る事が必要です。

対策② 積み地側のコンテナ引き取り時にチェック

積み地側でバンプールよりコンテナを引き取る際に、ダメージがないかしっかりチェックしてもらう事が重要です。

ここで注意しないといけないのは、現地でコンテナを引き取りにいきチェックするのは運送会社のドライバーであり、SHIPPERではない事です。

対策③ 船社・フォワーダーに依頼し、コンテナの仮受をしてもらう。

一部船社によっては 仮受け と言って一時期的にコンテナをデポで預かってもらう事も可能です。
一時的に預かっている間に対策①の写真を入手し、船社・フォワーダーに交渉し、費用を免除してもらうようにします。

どの船社も仮受け対応できる訳ではないので、注意が必要です。

対策④ 倉庫でコンテナが汚れている場合、きれいに掃除する。

さきほど※注で触れましたが、自分たちでコンテナを汚した場合は、基本的には交渉はできません。
よくあるのがデバンニングの際に雨で靴が濡れていた場合、コンテナ床面に泥汚れが着いて、ヤード返却時に洗浄費用が請求される場合がございます。

それを避ける為に、デバンニングした後は、倉庫側でも汚れがない事を確認し、仮にある場合は簡単にでも掃除しておく事が重要です。

対策⑤ 支払い同意書にサインし、コンテナをすぐ返却する。

対策というよりは諦めて支払いをするパターンです。コンテナ返却の際はコンテナのダメージの修理費用、水洗いの洗浄費用を支払う旨にサインすればコンテナ返却は可能となります。

自分たちがつけた傷、汚れか分からないのに、費用がもったいないと思う方もいますが、費用を免除にする交渉には時間がかかる場合がございます。もし交渉に時間がかかりすぐにコンテナが返却できない場合、以下の費用が発生する可能性があります。

上記の費用が発生し、結果的に修理費用以上に高い費用を支払わなければならないケースもあります。
場合によっては支払いを承諾し、最低限の費用負担に抑える事でき、手間を減らす事ができる場合もございます。

まとめ

昨今はコンテナ不足により、元々ダメージや汚れのある粗悪なコンテナが出回っている事も多いですので、積み地側での対応が重要になってきます。SHIPPER、日本側倉庫等、関係者と連携をとり、余計な費用、手間を発生させない事が大事です。

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