主要港と地方港の違いを理解し、効率的に利用しよう

主要港、地方港の違いとは?海上輸送
  • 主要港と地方港はどうちがうの?
  • 費用はどちらが安いの?
  • リードタイムはどう違うの?

輸出入を行う際に、主要港・地方港を利用する事があるかと思います。
この二つの理解することで、物流のコスト・納期に大きく差が影響がでてきます。
今回は日本の主要港、地方港の違い、効率的な利用方法について解説します。

主要港とは

日本の主要港としては、フォワーダー業界や、港湾業界、国(国交省等)により少し定義が異なりますが、フォワーダーの業界では日本での貨物の取り扱い物量(TEU)が多い7港(東京・横浜・名古屋・大阪・神戸・門司・博多)を呼ぶ事が多いです。

また5大港と言われる場合は 、博多・門司を除く東京・横浜・名古屋・大阪・神戸の5つとされ、
6大港の場合、博多を除く東京・横浜・名古屋・大阪・神戸・門司を指す場合もあります。

日本の輸出入の取り扱い物量(TEU)の8割以上は主要港利用のものと言われております。

主要港利用のメリット

主要港利用するメリットは主に以下2つ点があげられます。

  1. 便数が多い
  2. 海上運賃が安い(傾向がある)
便数が多い
主要港は貨物量も多いので、その分便数も多いです。利用予定の船に間に合わない場合でも別船社のスケジュールに変更しやすいのもメリットです。
海上運賃が安い(傾向がある)
運行している船社も多い=価格競争が進みますので、地方港に比べると海上運賃は安い傾向があります。しかしコンテナ不足の影響による運賃高により、その差は少なくなってきています。

主要港利用の注意

輸出入する際に基本メインとなるのは主要港ですので、地方港に比べて使い勝手が悪いというのは、基本はないかと思います。

あえて言うなら、地方港で出る補助金は主要港では出ない事が多いです。地方港に比べて融通が利かない事くらいがあげられます。

地方港とは

一般的には主要港以外の港を指します。
日本は世界で見ても異常なほど地方港の数が多いです。私が住んでいる福岡県でも博多港、門司港、ひびき港、三池港と国際港が4つあるように、1つの県に2個以上の国際港がある地域もあります。

地方港利用のメリット

地方港利用の場合は以下3点のメリットがあげられます。

  1. 助成金が出る港が多い
  2. 国内費用が安くなる可能性がある
  3. 港の融通が利く場合もある
助成金が出る港が多い
貨物を誘致している地域が多い為、コンテナの輸出入をすると助成金を出している港が多いです。
国内費用が安くなる可能性がある
上記記述の通り、日本は地方港の数が非常に多いです。その為、納品先・集荷先によってはそのすぐ近くに何かしらの港がある事が多く、わざわざ主要港を利用しなくても、最寄りの地方港を使えば、その分国内の輸送費用を安くできる可能性があります。

地方港利用の注意点

地方港利用に辺り以下4点の注意が必要です。

  1. 日数がかかる
  2. 海上運賃が高い(傾向がある)
  3. 通関業者、運送業者の数が少ない
  4. 水深が浅く、大型船の寄港が難しい。
日数がかかる
地方港向け・積みの貨物は少ない事が多い為、その分便数も少なく、日数がかかります。

また例えば輸入の場合、地方港向けは一度釜山で積み替えする事が多いですが、
現在釜山等のハブ港が非常に混雑しており、予定より2-3週間遅れる事多く、注意が必要です。
海上運賃が高い(傾向がある)
貨物が少ない=配船する船社が少ない=価格競争が生まれず、運賃は割高なところが多いです。
また積み替えする事も多い為、その分費用が高くなる場合もあります。
通関業者、運送業者の数が少ない
これも②海上運賃と同じ理論で、貨物が少ない為、通関業者や運送業者が新規で参入する事も少ない為、業者の数が少ない傾向があります。やはり価格競争が生まれにくく、主要港の通関料や運送料と比べると割高な傾向となってます。
水深が浅く、大型船の寄港が難しい。
地方港には大型船が寄港できる港湾機能がない為、基本的には中型~小型の船の寄港となります。
ですのでスペースにも限りがある為、早めの手配が必要な場合もあります。

まとめ

港種類主要港地方港
港の数少ない多い
補助金出ない港が多い出る港が多い
日数地方港と比べると短い港により長い傾向あり
費用地方港より安い高い傾向あるが差額は少なくなっている
寄港可能な船大型船が入港できる中型-小型船が多い

主要港、地方港の特性を理解し、コスト・納期を含めたところでどちらを利用した方がいいかを選定しましょう。

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