他社混載(CO-LOAD)と自社混載の違い、注意点を解説します。

  • 他社混載と自社混載の違いは何?
  • どちらで手配した方がいいの?

国際物流のLCLでの輸送の際、特にフォワーダーの方は他社混載(CO-LOAD)と自社混載という言葉を耳にするかと思います。今回はその違いや注意点を解説します。

※フォワーダー目線での解説となります。輸出入者の方はあくまでLCLのブッキングをフォワーダーに依頼するので、他社混載、自社混載というのは、あまり聞くことは少ないかもしれませんが、ブッキングした裏側ではこういった流れになっているのを参照頂ければと思います。

他社混載とは

他社混載とはLCLで貨物を輸送する際に、自社のお客様の貨物では貨物が集まらない際に、
別のフォワーダー(混載業者)に貨物を合積みしてもらう事を言います。

業界では他社混載で輸送する事をCO-LOAD(コーロード)と呼びます。


また、上記のようにフォワーダーにLCLのブッキングした場合でも、そのフォワーダーは更に別のフォワーダーに貨物をブッキングする場合があります。

特に混載貨物をメインで扱っているフォワーダーの事を、
混載業者(CO-LOADER=コーローダー)と呼びます。

他社混載(CO-LOAD)のメリット

他社混載利用に関しては以下2点のメリットがあります。

  1. 自社の貨物が集まらなくても出荷できる
  2. 取り扱いできる航路が多い
自社の貨物が集まらなくても出荷できる
貨物が多い航路はともかく、貨物少ない航路で、LCL貨物を集荷するのは大変な事ですが、CO-LOADERに依頼すれば自社の貨物が集まらなくても出荷が可能な場合があります。
取り扱いできる航路が多い
CO-LOADERはLCLのサービスをメインで取り扱いしている事も多く、自社では集める事ができないマイナー航路でも、CO-LOADであれば、CO-LOADERが取り扱いしている場合もあります。

CO-LOADを利用する事により、幅広い航路でのLCLサービスが可能な場合があります。

他社混載の注意点

他社混載に関しては以下3点の注意が必要です。

  1. 費用が割高になる傾向がある
  2. 引き取りに時間がかかる場合がある
  3. 荷扱いが荒い傾向がある
費用が割高になる傾向がある
通常のブッキング順は以下となります。
  • 輸出入者→フォワーダー→船社

CO-LOADを利用する場合は以下になります。

  • 輸出入者→フォワーダー→CO-LOADER→船社

CO-LOADERが間に入る事により、一般的には費用が割高になる傾向があります。
請求費用の項目は業者により異なりますが、CO-LOADE FEEやSYSTEM CHARGEと言った費用で請求されるケースもあります。

引き取りに時間がかかる場合がある。
上記と同様に間にCO-LOADERが入る為、お金や書類の流れが少し遅くなる傾向があります。
荷扱いが荒い傾向がある(特に海外)
自社混載は自社の倉庫、また提携倉庫でバンニングする事が多いですが、CO-LOADの場合、
あくまでCO-LOADERが提携している倉庫での作業となります。

日本からの輸出の場合は、比較的そういった事は少ないですが、
特に海外から輸入の場合は、海外の倉庫によっては荷扱いが荒い傾向があるので注意が必要です。

自社混載とは

他社混載の場合はフォワーダーが別のフォワーダー(CO-LOADER)にブッキングしますが、それはなぜでしょうか?要は自社のお客様の貨物だけでは貨物が集まらない為、CO-LOADERに貨物を依頼します。

逆に貨物が集まるのであれば、混載業者に依頼する必要なく、全て自社のお客様でコンテナを仕立てる事ができます。これを業界では自社混載と呼んでます。

自社混載のメリット

自社混載利用に辺り主に以下3点のメリットがあります。

  1. コストが安くなる可能性がある
  2. 貨物引き取りも早くできる
  3. 利益が確保できる(可能性がある)
コストが安くなる可能性がある
CO-LOADERが間に入らない分、輸出入者からすると費用が安くなる可能性があります。
貨物引き取りも早くできる
こちらも同様にCO-LOADERが介さない為、お金、書類の流れが早くなります。

また全て自社のお客様の貨物の為、貨物に問題があっても自社のお客様に直接確認が出来るので、早期解決できるのも特徴です。
利益が確保できる(可能性がある)(フォワーダーの立場)
自社混載をする最大のメリットは利益が確保できる点です。一般的にはコンテナ内の積載率が多ければ多いほど、利益率は良くなります。しかし、あくまでこれは貨物が集まった場合の話で、貨物が全く集まらなかった場合は、以下の注意点が必要となってきます。

自社混載の注意点

貨物が少なくても毎週バン立てする必要がある(フォワーダーの立場)
通常自社混載のサービスを行う場合、サービスの質を保つ為にweeklyでのサービスをする事が多いので、毎週LCL貨物を集荷する事が多いです。

しかし貨物が全く集まらない場合、例えば20FTコンテナの中に2-3M3しか貨物がない場合でも、サービスを保つ為に、バンを立てる(出荷をする)必要がある場合、赤字で輸送する必要もあるので、ベースカーゴ(自社混載の基本となる貨物)がない場合、注意が必要です。

まとめ

タイプ CO-LOAD自社混載
費用少し高い傾向あり比較的安い
引き取り時間少し長くなる傾向ありCO-LOADより早い
サービス多い少ない

自社混載はメリットも多い一方で、どこの航路でもサービスがある訳ではないので、うまくCO-LOADと使い分けする事が必要となります。

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