海上コンテナの20FT/40FT/40HCの特徴について理解しよう。(ドライコンテナ)

20FT 40FT 40HC海上輸送
  • どのくらいの容量がはいるの?
  • どのくらいの重量が入るの?
  • 使い分け方を教えて!

貿易をする上で、どのサイズのコンテナを利用するかは、物流コストに大きく関わってきます。
日本発着の貨物で利用される20FT/40FT/40HCのそれぞれの特徴について解説します。

コンテナサイズ一覧

各20FT/40FT/40HCのサイズ、積載容量、積載重量の一覧が以下となります。
コンテナにどのくらい入るかというのは、貿易コストの試算上、非常に重要な部分となります。

まずはじめに各コンテナのサイズ、積載重量、積載容量等をご案内します。

コンテナサイズ20FT40FT40HC
外寸法(mm)
長さ
(length)
6,05812,19212,192

(width)
2,4382,4382,438
高さ
(height)
2,5912,5912,896
内寸法(mm)
長さ
(length)
5,86712,03212,032

(width)
2,3522,3522,352
高さ
(height)
2,3852,3852,690
最大積載量(m3)33.167.576
積載目安(m3)
※1(デッドスペース考慮)
26-2855-6065-70
コンテナ自重(kg)
※2
2,200kg前後3,800kg前後3,900前後
2軸最大積載重量(kg)
(自重込み)
20,32024,00024,000
3軸最大積載重量(kg)
(自重込み)
24,00030,48030,480
別名20DRY、
20GP(General Purpose),
20DC(DRY CONTAIENR)
40DRY、
40DC(DRY CONTAIENR),
40GP(General Purpose),
ハチロクバン等
40HQ,
クンロクバン等
※1 実際の積載量はカートンサイズによってデッドスペース(空きのスペース)が生まれる為、最大積載量に比べて少なくなります。
※2 製造メーカーや材質、修理の有無等により数十キロ程度の誤差があります。

20FTコンテナの特徴

20FTコンテナには主に以下の特徴があります。

  • 重量勝ちの貨物に利用
  • LCLとの分岐点は10M3前後が目安
  • コンテナ不足時にも確保できる場合がある。
重量勝ちの貨物に利用
20FTは40FT(HC)に比べて積載容量は少ないですが、積載重量はあまり変わりません。
ですので、主に重量勝ちの貨物に利用される事が多いです。

(例)
原料、鉄製品、産業機械、陶器、タイル、食品系(液体、缶詰等)、バッテリー関係等

特に重量物の場合は、日本国内のドレージの輸送が3軸手配になり、通常より費用が高くなったり、手配が難しいケースもありますので、注意が必要です。
LCLとの分岐点は10M3前後が目安
LCLを利用する際に物量が10M3を超えてくる場合、20FTを利用した方が安くなる場合ございます。(航路、業者によって異なりますのであくまで参考ラインです。)

またコンテナの方がLCLより早く引き取りができる為、10M3に満たなくても、納期を優先すると20FTで手配した方が早く納品ができる場合もございます。
コンテナ不足時にも確保できる場合がある。
日本の輸出入では一番積載容量が多い40HCがメインの為、コンテナの需給バランスが悪くなった場合にまず40HCが手配しにくくなります。そういう場合でも20FTであれば手配ができるといった場合もありますので、納期を優先して20FT×2本等で出荷するのも一つです。

40FTコンテナの特徴

40FTには主に以下の特徴があります。

  • 40HCより30CM高さが短い
  • 20FTとの分岐点は26-28M3程度が目安
  • 海上運賃は40HCと同額の場合が多い。(航路・船社により違いあり)
40HCより30CM高さが短い
40HCとの最大の違いはコンテナの高さが約30CM短い部分です。

たった30CMでもコンテナの長さが約12Mありますので、
40HCとは8M3程の積載の違いがあります。

40FTを利用する場合は、日本側の倉庫の関係で40HC高さが入らない、ハイキューブほどの物量がない場合に利用される場合が多いです。
h氏
h氏

40FTは外寸の高さが8フィート6インチある事から,                          別名ハチロクバンと呼ばれる事もあります。

20FTとの分岐点は26M3-28M3程度が目安
輸出入の際に20FTと40FTどちらを使えばいいか迷うケースがあります。

物量が30M3満たない場合は、20FTの方が海上運賃が安いので、20FTを選びがちですが、
26M3程度でも貨物の大きさやカートンサイズによってはデッドスペースが生まれ、
20FTに納まらない場合もあります。

いざバンニングしようとして入らなかった場合、予定の貨物が積載できない、なんて事もありますので、ギリギリの物量の場合は40FTを選ぶのが無難です。
海上運賃は40HCと同額の場合が多い。(航路・船社により違いあり)
航路によりますが、日本-アジア間の近海航路の場合は40FTと40HCは同額の事が多いです。
一方で欧米航路等の遠洋航路の場合は、40HCの方が運賃が高くなる事が多いです。

航路・船社によっても40FT/40HCの金額が違う場合もありますので、事前確認が必要です。

40HCコンテナの特徴

40HCには主に以下の特徴があります。

  • 最も貨物の積載が可能
  • 40FTとの分岐点は55M3-60M3前後
  • コンテナ不足時は注意
最も貨物の積載が可能
20FT・40FTと比べて最も貨物の積載が可能なコンテナとなります。
商材問わず幅広く利用されていますが、容積が多く、比較的軽い商材の場合に使う事が多いです。
40FTとの分岐点は55M3-60M3前後
20FTと40FTの使い分け同様、40FTと40HCの使い分けの目安も知っておく事が重要です。
こちらも貨物サイズやカートンサイズによりますので、一概には言えませんが、
55M3-60M3前後を目安に40HCを手配しておいた方が無難です。

航路や船社によっては40FTと40HCの海上運賃は変わらない場合もありますので、
微妙な物量の場合は余裕を持って40HC手配する方がいいでしょう。
コンテナ不足時は注意
昨今問題となっているコンテナ不足ですが、40HCは貨物の積載も最も多くできるサイズですので、コンテナ在庫も最も多いですが、利用者が多い為、コンテナ不足の際は最初になくなる傾向があります。

40HCで手配できない場合でも40FTや20FT×2本であれば手配できる場合もあるので、
コンテナ不足時は出荷する事を優先して、コンテナサイズを変更するのも一つの手です。

まとめ

コンテナサイズの選択は物流コストの試算でも非常に重要となりますので、
最低限の情報は把握しておきましょう。

タイトル海上運賃コンテナ在庫積載容量積載重量
20FT一番安い普通少ない40FT(HC)より少し少ない
40FT40HCと変わらない場合
多い
少ない普通20FTより少し多い
40HC40FTと変わらない場合
多い
多いがコンテナ不足時少なくなる多い20FTより少し多い
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